AERA、ちょっと遅れたけどやっと買えました！というか今日発売だと思ってたら月曜だったね。安定のガバだよ。
AERAの表紙といえば今が旬の人が飾ることで有名だし、やっぱそこに漠ちゃんが出てくれるって言うのは嬉しいなぁ…。蜷川実花さんによってものすごく綺麗で映えるデザインにしてくれるから本当に美しいね。真っ赤なリップがよく似合う！
インタビューに関しては、割と『normal?』で語ってあるようなことだったね。まああの本こそ井手上漠最大の主張であり、本質だからね。あの本を読まずに漠ちゃんのことを知ってもらう初めの一歩としては性自認の話や子供の時の話がメインになるのは当たり前だよね！個人的にはもう一歩踏み込んだ話を見たいけどさすがに求めすぎかな？
『normal?』に関しての感想はもうこっちで散々書いたからこれ以上はもう書かないけど、やっぱこういう風に漠ちゃんを通してLGBTQについて考えてもらう機会が増えてくれるといいなぁ…。
でもちょっと怖いことも。今って色々な面からLGBTQに関して触れること、取り上げてもらうことが増えてきたって印象があります。でもだからこそ、扱いが軽くなる、悪い言い方をすれば『コンテンツとして消費される』こともあり得そうだなぁって…。
オネエなんて、まさしく『コンテンツ』だよね。まあオネエに関しては自らがコンテンツ化したことでキツネとしての生き方を身につけたという一面もあるけど、全員がそうってわけではないからね。前向きになれず閉じこもったりしてる人もいるし、自分を出しても受け入れてもらえなかったりすることも多いだろうから。
最近は理解しようという流れが強いけど、そのせいか「理解してるよｗ」みたいな表面的な人も多分増えて来てると思います。それが発展するとそういう人が善意で「悪意のない悪意」を振りまくことがありそうだなぁっていうのがちょっと怖いなぁ。
近年、SOGIをテーマにした作品が増えてきてるのは嬉しいんだけど正直な感想、外側の人たちだけで完結してて腹が立つ。
— 小西 真冬 (@mahuyu524) 2021年6月13日
そこにその作品が良かったと言う人が多くいると、余計に壁を感じて腹が立つ。
そして当事者として壁を作ってる自分が嫌になって腹が立つ。
寝る。
真冬さんのこの言葉がずっと心に残ってるんだよね。「理解ってるフリ」をされるのが一番きついのは私もわかるし。私なんて自分のこともよくわからないのに他人のことなんて更にわかる気がしないよ！
だからこそ重要なのは、とにかく発信して伝えることなのかな。理解してくれないと蓋を閉じるのではなく、精一杯向き合い、向き合ってもらう。そういう相互関係があって初めて理解というものが生まれるんじゃないのかな。
漠ちゃんはそういうこと私よりも大事に思ってくれてそうだし、これからもどんどん前に出て、自分を通して色々な世界を他の人に、そして私にも見せてもらいたいね。
