好きな漫画を紹介したい!
12月25日までを毎日少しずつ祝う企画『クリスマスアドベント』。そんなオシャイベントに則り毎日私が好きな漫画について語っていきたいだけの企画、それこそが『マトイリクリスマスアドベント』でございます。
twitterが死にmisskeyで新たな出会いが多くなってきた今、改めて私のことを知ってもらいたい、あわよくば作品を布教したい!の気持ちで軽率に始めるこの企画。12月8日の今日紹介するのは『破壊神マグちゃん』です。
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破壊神マグちゃん (全9巻)
あらすじ
混沌教団が召喚した破壊神マグ=メヌエクと対峙する聖騎士団!!
人類の命運を懸けた最終決戦の火ぶたが切って落とされ...
てから数百年。
とある田舎町の少女・流々が拾った宝石から、伝説の破壊神は遂に復活を遂げる!!
傍若無人に納豆を食い、ビームを吐く破壊神マグちゃんは世界を混沌に染め上げてしまうのだろうか!?
ほんわか破滅系コメディ新連載爆誕!!
『破壊神マグちゃん』、あらすじを読んでもピンときにくいですが、簡単にいえば上位存在であるマグちゃんと下等生物である人間(るるちゃん)の異種族ほのぼの日常系作品です。人間×人外、つまり私の大好物!
週刊少年ジャンプという日本一過酷な舞台で、ほのぼの系作品として広く親しまれてきたマグちゃん。ジャンプの中では確かに派手さはなかったですが、こういう枠があるおかげでジャンプ全体のバランスが取れてるんです。ワンピが唐揚げならマグちゃんは味噌汁。でも定食の味噌汁こそが世界で一番美味しいんですよ。
異種間コミュニケーション
私は人間×人外が好きなんですが、好きな理由が主に「価値観の違いによるディスコミュニケーション」なんですよね。互いに互いが良くわからない存在、だからこそ少しずつ寄り添って、距離を近づけて、一歩ずつ進んでいく。そういうのが大好きなんです。得体のしれない存在から友達になる瞬間、たまらないですよね。マグちゃんはまさしくそういう物語です。
そしてこのマグちゃん、それを描くのがすごく上手い!上位存在としてのプライドが高く下等生物(ニンゲン)に全く歩み寄ろうとしないマグちゃん、しっかり者だけど実は弱くて脆いるるちゃん。時には親子のような、でも時には友達のような対等な関係だからこそ描かれる相性抜群な2人にめっちゃ癒されるんですよ。
るるちゃんの与えた愛がマグちゃんを成長させ、マグちゃんの愛がるるちゃんを助ける。価値観の違う2人だけど互いに認め合うからこそうまれる物語。全体的にドタバタコメディではあるけどそれだけでは終わらない、どこまでも幸せでハートフルな作品なので、心が疲れた人にこそオススメです。
人間×人外の極致
そしてちょっと…どころではなくかなりネタバレにはなるんですが、これだけは語りたい!
マグちゃんは最終回が本当に良い作品です。
もちろんそれまでもしっかりと面白いですが、この最終回を描いて、そして綺麗に終わらせてくれたことに感謝しかありません。ありがとうございます。
これは私の自論なんですが、作品って最終回があって初めて完成すると思うんですよ。そんなん当たり前でしょ?と言われるかもしれないけど、改めて考えるとちょっと難しい話。どれだけ途中が評価されてようと、最終回がアレだと作品全体として完成したと呼べない駄作になる。逆に途中ダレても最高の最終回になればなんだかんだ良かったなぁと評価しちゃう。私はそういう人間なんです。
マグちゃんはそういう意味じゃ最高の作品でした。もちろん最初から途中もちゃんと面白いからこその最終回ではあるんですが、あの最終回を出されるともう何も言葉にできません。マグちゃんたちだからこそできる物語。愛が詰まった最終回。俗にいう日常系作品、ギャグ作品でここまで良いものを見れることは本当に幸せなことなんです。
何言ってるかわからないと思いますが、マグちゃん通過した人ならわかってくれるよね!?私の言ってることの意味!?(圧)
今日はここまで
ということで本棚に破壊神マグちゃんを追加して、今日の回は終わりにします。
こんな調子で1000字くらいで作品を紹介していくので、よければ正月の暇なときにでも読んでみてください。あと当然だけど最終回だけ読んで良さを味わおうとかしても当然面白くないので、そこは気をつけてね。
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