お疲れさまでした！
初の奏イベ、ものすごく良かったですね…。今回はライブミッションを人質に取られていたこともあってなかなか頑張りましたね！久々の5桁台。でももう10000位以内の4桁に入れる体力は残ってないんや…。
ということで、イベストの感想です。
前回の記事でも書いたんですけど、奏ってニーゴに関する情報以外があんまり出ていないからどうなるのかとそわそわしてましたが、期待以上の本当にいいシナリオでした！奏の過去、呪い、そしてまふゆとの向き合い方についてを真正面から見ることが出来て、とても良かったですね…。
初日に即解放即読了したのに感想書くのめちゃくちゃ遅れちゃったのごめんねだけどちゃんと書くよ！
奏とルカ
ルカさん！ルカさんが来るのはガチャの時点でわかっていたけど、ニーゴも4人そろって誰もいないセカイも大所帯になってきたね。
ニーゴのバチャシンってすごく特殊だよね、それぞれ明確な担当がいて。他のユニットでも似たような関係性はあるけど、それぞれのメンバーの想いが呼応して生みだされたのはニーゴだけだし。その分メンバーとバチャシンで1対1の関係性が明確に紡がれてるよね。そういうとこでも人間とバチャシンの関係性が強固で、脆い心を支えてくれてる感じがあるの好き。
ルカさん、奏の想いから生まれたわけだけど結構辛めというか、解決するために一度破壊するっていうのは大切だけどなかなかに強気！バチャシンって寄り添ってサポートするっていう距離感でいるために、こうやって内側を抉るようにして近づくのはびっくりよ。ショック療法って言った方がいいのかな？
だからこそのメイコとの衝突は、そういうのやるんだね！意外でした。バチャシンっていい意味でも悪い意味でも家族みたいな関係性だから、こういう風に意見を言い合うの見るのは新鮮。
メイコってルカととことん真逆だもんね。離れた位置からそっと見守るだけで。もちろん見守るだけでなく対話をして相手の想いを気づかせることもするけど、一番相手との距離を測ってるのがメイコってイメージだから。そんなメイコからしたらルカさんのようにその人の心境そのものを変える言葉を放つのは否定的なのかも。
でもそうやって様々な人がいて様々な意見がでてくるって、議論においては一番重要なことだから。無知で無垢なミクさんだけがいたセカイもそれはそれでよかったけど、ニーゴみんなが救われる…というか息がしやすくなる未来へ向かうには様々な寄り添い方をする4人が必要なのかも。箱イベ1周目では登場だけだったけど、今後はメイルカみたく色々な繋がりが出てくるかも！楽しみ！
奏と瑞希
奏パパ、一応は意識あったんだね。正直ずっと寝たきりだと思っていたからそこに関してはちょっと安心。寝たきりだとリハビリとか大変だからね…。
でも、こうやって心を壊した現実を目の当たりにさせられるのは、寝たきりよりもキツいのかも…。実の子のことを忘れてしまい、奏自身も完全に他者として接しなければいけなくて。しかも心を壊す前の健全な状態を見せられることで、余計自分の行いに対して罰する気持ちが強くなりそうだから…。なんかもう一種の処刑だよ。
奏のことを知らない姿を見るのも酷だけど、奏のことをちゃんと認識したうえでにこやかに接してくれるのも、それはそれでキツいよね。その大切な笑顔を、家族を、壊してしまったのは奏なんだから。ニーゴはみんな自分の内側にあるモノと向き合う物語だけど、奏だけは外側に問題があるからね。本当にどうすればいいんだろう？
そして瑞希、一度は「またナイトコードで会うし」とスルーしてたけど、奏の表情から色々察してつい話かけちゃうのって、本当に瑞希らしいよね。瑞希の優しさだよね。
瑞希、距離感を保って深くは入り込まないというスタンスを保つことで自分自身がこれ以上傷つかないように壁を作ってるわけだけど、それでも友達が困っていると自分のそういう感情よりも相手のことを優先して動けるのって本当に素晴らしいよね。そして奏の暗い顔を見てカフェに誘って、悩みを聞いて、曲作りを助けるために寄り添って、本当にコミュ力お化け！やっぱりニーゴは瑞希がいなきゃ何も始まらないよ！
瑞希のこの優しさに救われた人も多いし、少なくともニーゴメンバーは救われている一面もあるし、やっぱり話さなければいけなくなったタイミングとかでその優しさが返ってきてくれそうだよね。みんなちゃんと瑞希のことを見てくれるよ。優しくて、明るくて、ちょっと意地悪で、でもみんなのために尽くしてくれる瑞希のことを。
今の奏を瑞希が救ったように、瑞希も奏に救われた過去もあって。そういう風に互いに支え合えるからこそ、ニーゴはそれぞれ別の悩みを抱えているけどみんなで同じ方向を向いていけるのかもね。
そして奏に対しては曖昧にしか語ってないけど、瑞希の過去というか、背負っているものについては本当に読んでてキツかったなぁ…。小さいころから色々なことに違和感を感じ、中学になってからは本格的に消えたいと願うようになって。似た立場とはいえ私自身はあまり感じることのなかった痛みだけに、共感とは違うけど心臓をグッと掴まれるような感覚はありました…。
あんまり瑞希の話題に関しては明確に言葉にしたくないという私の気持ちのアレがあるんですけど、やっぱり漠ちゃんのエッセイ読むと幼少期からの違和やズレ、そして成長していくにつれて明確になっていく差がかなり高解像度になるので、より瑞希の悩みが心に刺さってきました…。やっぱり中学生のときの姿は必死に自分を殺そうとした姿だと思うし、本当にキツいよね。
奏自身も瑞希がいたからこそ過去を受け止められて。そうして大切な思い出に真正面から向き合えたことで奏自身も前に進めて。一緒に泣いてくれる瑞希も素敵だし、この2人の互いにとなりに居るだけで互いに救われる関係性すごくいいなぁ…。ユニストやこれまでのイベストじゃ見れなかった2人のこの想い、すごく好きですね。
そして瑞希自身、なんだか自分が相手の心の中にいるのが嫌だというのが改めてすごく見えてきたかも。「ボクみたいな他人がわかったようなこと言っちゃって」とすぐ自分の言葉を訂正したり、ありがとうと言われても「ボクは何もー」と断ったり。私自身もそうやって優しさや謙虚さとも違う、相手の心に入り込むことを拒絶して距離を取るような物言いをすることは割とあるので。素直になれず、道化を演じる方が楽になることってあるよね…。
6話ラストの、そんな瑞希の後ろ向きな姿勢を否定するように無言で意思表示する奏が、個人的には一番好きです。これまでもイベストを通して瑞希の中にある壁を色々な形で少しずつ壊していってるけど、この奏の表現が一番瑞希の壁を壊したように思えたなぁ。この2人だからこそできることだよね。これからも、瑞希をよろしくお願いします…。(謎の保護者面)
奏と家族
ロリ奏、過去の幸せな思い出はこっちとしても見てて微笑ましくなるね。家族3人での幸せな時間、奏にももちろんそういう時間があったんだなぁ。
そしてここで見せられるとはね、ロリ奏の髪型、カラフェスだもん…。髪型変更スキンで急に前髪切った時は何事！？って思ったけど、こういう意図があったんやなぁ。…やめて！もう手に入らないのに欲しくなるイベントやめてよ！！！カラフェスに関しては20連でまふゆ手に入って大勝利だと思ってたのに、奏も欲しくなっちゃうよ！！もう！！！つら…。
奏、自分自身を追いつめすぎだよ。楽しかった思い出すらも辛い過去として記憶から封印して思い出せなくなっていて。確かにもう帰ってこない過去に縛られることはあまり良くは無いけど、でもすべてに蓋を閉めるなんて、それはそれでよくないことだし、自分で自分の首を絞めるのはキツいよね。
奏のママについてはカラフェスでも語られていたよね。白いカーネーションが好きなことも、パパのオルゴールのことも。
奏が誰かを救えるような曲を作るっていつも言ってるのも、このときのママとの過去があってこそなんだろうね。病気で苦しくても、曲1つでその人を笑顔に幸せに出来る。そういう姿を見てきたからこそ曲が持っている「魔法」のような力を信じて、自分もそういう曲を作りたいと思えて。
自分の曲でパパを壊してしまった過去から、誰かを救えるような曲を作るという気持ちが執念のように深く刻み込まれたように見えていたけど、こうやって実際に苦しんでる人が笑顔になる姿を見ていたのが救う曲を作りたいと願う起源なのかな。カラフェスとリコレクションの時系列がどうなっているのかはわからないけど、どっちも奏を救うためには必要なイベントって感じがします。
奏とまふゆ
だからこそ、お母さんの笑顔を思い出せたからこそ、まふゆを救う曲というものについて掴めたのかも。
まふゆに消えてほしくない、それだけではなくて、どうすればまふゆを救えるのか、どうすればまふゆをあの時のお母さんのような温かい気持ちにすることができるのか。実際「救う」って言葉は強者が弱者に対して投げかける一方的な言葉という意味合いがあるように私は感じてしまう部分があります。好きな言葉ではあるんだけど、やっぱり救う側と救われる側で強者と弱者が生まれてしまうから。
でもまふゆに対しては、ただ手を伸ばすだけでは意味がない。むしろまふゆは一方的に道を決められたせいで壊れてしまった部分があるからこそ、寄り添い、選択肢をあたえ、まふゆを自由にする。それこそが真の意味での「救う」なのかも。
まふゆの笑顔に関しては真意はわからないというか、なんかもうまふゆの笑顔怖い！ってなりがちなのでアレだけど、きちんと感情が出てきたってことなのかな。
アフターライブでもだけど、きちんと自分のしたいこと、wantが出てきたのは成長だよね。今まで自分のしたいことを優等生という仮面によって否定され続けてきた結果自分を見失ったわけだから、こうやって「欲」が出てきたのはいいことだよ。まふゆの進む先がどうなるのかわからないけど、ニーゴのみんなとならきっといい方向に進めるよね。
でもニーゴって3人はなんとなく進む先の光が見えてるけど、奏だけは未だに見えないなぁ。まふゆは自分自身を見つけること、瑞希は自分を受け入れて相手にも受け入れてもらうこと、絵名…は何て言ったらいいんだろう？クリエイターとして成長することかな。
じゃあ奏は何？まふゆを救って、パパが回復すること？確かにそうなれば表面的なハッピーエンドではあるんだけど、奏自身が救われたわけではないよね…って考えちゃいます。たとえパパが復活しても、一度自分が殺してしまったという過去は一生消えない。その罪を背負っていくことには変わりないし。
だからやっぱり、それを乗り越えることは無く、背負ったまま先に進むしかないのかも。でも少なくとも今は誰かを救えるような曲を作ることに対して執念のような、縋りつくような感覚で作ってるイメージがあるから、そこから脱却できれば一番なのかもね。ポジティブな気持ちで、それこそ奏パパがママに作ってあげたときのような、今回の奏がまふゆに作った曲のような、そういう温かい曲を温かい気持ちで作れるようになれればいいのかな…。奏だけの進む未来、みんなで作っていければいいね。
カナデトモスソラと瑞希の未来
そして今回の新曲『カナデトモスソラ』、もうフルが良すぎるよね…。奏の曲だと思ってたらニーゴ全員の曲で、歌で涙が出るって感覚久々でした。
もうね！瑞希！もう！
瑞希自体伝えたいけど伝えたくないという矛盾した感情に押しつぶされて、最終的にみんなの前から消えようとしてるから…。歌詞でこういうのダイレクトに来ると感情が一気に押しつぶされちゃいます。
瑞希に関しては本当にシークレットディスタンスからこの距離間がずっと付きまとってくるというか、この問題が解決することがあるのかな…？個人的にはもちろん解決はしてほしいけど、正直すごく怖いです。瑞希を通してこの「問題」に関する明確な答えを見るのが怖い…。こういうデリケートな問題に対する答えは千差万別だし気にする必要はないのかもしれないけど、やっぱりね、私の中にある「私自身の答え」と違うと否定されるような気持ちになりそうだから…。
でも、瑞希が諦めないと決めたなら、もちろん応援します。変われるよ！変わろうよ！
瑞希、やっぱり常に「諦める」が選択肢にあるから。自分が辛くなるとすぐ諦めるというか、無駄に立ち向かうことはせずに諦めてその場を去るような姿はユニストでも見てきたし…。もちろん諦めることが悪いことだとは微塵も思わないし辛いときは逃げることも選択肢の一つだとは思うけど、ニーゴの面々から逃げることは瑞希にとってプラスになるとはやっぱり思えないし、ここで変わることは、諦めない気持ちを持つことは大切なのかもね。
諦めない執念、奏もそうだけど絵名だって十分にもってるし、そういう気持ちがまふゆや瑞希の凍った心を溶かしてくれるといいなぁ…。
シークレットディスタンスではぐらかされてからわくピクでもリコレクションでもずっとえななんは聞き出そうとしてるけど、そのえななんの態度が本当にどう働くかがわからないのが怖いですやっぱり…。
でも上でも書いたけど、今まで瑞希がみんなに与えてきた優しさはきっと返してくれるから、きっとえななんも受け止めてくれるよね…。どんな形であれ瑞希にとってのハッピーエンドとして終わってくれることを願っています。まだまだニーゴは課題が多いけど、全員救われて！！
