恋心ミルフィーユ

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ツイッターじゃ吐ききれない妄言をまとめていくよ

今日はまだフツーになれない【今日はまだフツーになれない】

好きな漫画を紹介したい!

12月25日までを毎日少しずつ祝う企画『クリスマスアドベント』。そんなオシャイベントに則り毎日私が好きな漫画について語っていきたいだけの企画、それこそが『マトイリクリスマスアドベントでございます。

twitterが死にmisskeyで新たな出会いが多くなってきた今、改めて私のことを知ってもらいたい、あわよくば作品を布教したい!の気持ちで軽率に始めるこの企画。12月6日の今日紹介するのは『今日はまだフツーになれない』です。

クリスマスアドベント カテゴリーの記事一覧 - 恋心ミルフィーユ

 

今日はまだフツーになれない (全1巻)

一迅プラス https://ichijin-plus.com/comics/2417592614976

あらすじ

かわいい女の子が好きなフリーター・高橋(27歳)と、マイペースだけど繊細な漫画家・山下(27歳)。高校生活の終盤、就職も進学も志望しなかった二人は進路希望で居残りになって以来、一緒にいる。進学、就職、結婚…人生でたびたび遭遇する「フツー」に悩みながらも、なんだかんだ前向きに生きていく。女子二人。ゆるっと心に染みる、ちょうどいい関係。

『今日はまだフツーになれない』、もう説明不要!タイトルの通りです。世間に求められる「普通」に対して、順応できない2人。でも順応することだけが正しいとも限らない。人それぞれという言葉で片づけてしまえばそれまでだし、なんやかんや2人はこれでいいと思ってる。そういうお話。

コミックスとしては1巻でスッキリ終わっているため読みやすく、2人の独特の空気感がすごく読んでて気持ちいい。ぷかぷかと気持ちが宙に浮くような作品です。

 

ちょうどいい距離

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『今日はまだフツーになれない』、とにかくこの高橋と山下の距離感がとてもいいんですよね。無理に踏み込まない、だけど遠慮はしない。そういう二人。

空気を読むのが苦手という話をしたら「別に空気読まなくてもいいよ」と言う。来てもいいけど部屋汚いというと「座れれば別にいいよ」と答える。そんな二人。これは相手に気を遣って配慮するわけではなくそんなこと気にしないからどうでもいいってだけで言ってるのが、いい距離感よなぁ~って。

相手が空気読まないならこっちも気を遣わない。部屋が汚くてもゲーム出来れば別にどうでもいい。いい意味での無関心。

 

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互いに世間の普通がわからない、でもだからこそ普通から外れていても何も思われない。どうにか楽しく生きているんだからそれでいいじゃーんの精神、このゆる~いコミュニケーションで過ごす2人を見るのが結構クセになっちゃいます。同じ世界を生きているはずなのに、見える景色が違う、本当に人それぞれなんだなぁ~と。

なんてことない毎日がかけがえないのと大人は言うけれど、そのなんてこそなさがずっと詰まってる。なんにもないけどなんでもある。そんな1冊です。

 

普通じゃないことの難しさ

普通じゃない生き方って、実際難しいんですよね。多様性が受け入れられているとはいえ、まあ私も言ってしまえば世間の「普通」からは大分逸脱した生き方をしているわけで。だからこそこうやってフラフラ生きているようで実はフラフラ生きようと頑張っている姿にちょっと共感しちゃいます。
高橋は可愛いものが好きだから一生可愛く生きたいのに、職場のメイドカフェではいつの間にか最年長になってしまう。同僚も卒業してスーツを着るようになってしまう。漫画家の山下も年齢アドがどんどん無くなっていくし、漫画家になる夢を諦めるフォロワーも多くみている。そういう消費期限のある状態で尚ずっとあらがっていくのってすごい大変だから…。

 

だから実はフラフラ生きるってかなり強いんですよ。

芯を持って生きている。その強さが垣間見えるからこそ、2人の空間をとても安心して見れる。世の中に提示される普通が本当に正しいのかなんて誰にもわからない。でも今2人は幸せそうに生きている。それでいいんですよそれで。テキトーに見えて実は強さと自由も兼ね備えた物語なのでした。

 

今日はここまで

ブクログ https://booklog.jp/

ということで本棚に今日はまだフツーになれないを追加して、今日の回は終わりにします。

こんな調子で1000字くらいで作品を紹介していくので、よければ正月の暇なときにでも読んでみてください。読み終わった後にタイトルをもう一度見て咀嚼できる作品。全体を通しての完成度はピカイチなので是非~。

試し読み : 今日はまだフツーになれない - U-temo(著者)|一迅プラス

 

 

人生でもう一度向き合わないといけない作品【ななしのアステリズム】

好きな漫画を紹介したい!

12月25日までを毎日少しずつ祝う企画『クリスマスアドベント』。そんなオシャイベントに則り毎日私が好きな漫画について語っていきたいだけの企画、それこそが『マトイリクリスマスアドベントでございます。

twitterが死にmisskeyで新たな出会いが多くなってきた今、改めて私のことを知ってもらいたい、あわよくば作品を布教したい!の気持ちで軽率に始めるこの企画。12月5日の今日紹介するのは『ななしのアステリズム』です。

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ななしのアステリズム (全5巻)

ガンガンONLINE https://seiga.nicovideo.jp/comic/18516

あらすじ

中学生活の初日、好きな人が出来ました。 それからずっと伝えられなかったその気持ちをこの先も隠し続けると誓った矢先に、知ってしまった好きな人の秘密は──…。 フレッシュガンガンで読者投票第1位となった友情と恋心の間で揺れ動く少し切なくてピュアな青春ハートフル・ラブストーリー

まずはじめに言わせてください。私はこのななしのアステリズムに対して

向き合うことができていません…。

なので言葉を出すこともできません。無理なんです…。まだ心の整理がついていない、連載から数年経った今でもずっと心の中で暴れ続けている作品、それこそが『ななしのアステリズム』なのです。

 

トリレンマ恋愛感情

どこから語ろう…どこからも語れないや。もう今日は無理なんです、許してください。

この作品の主人公は3人います。そして

全員が幸せになるルートは存在しません。

琴岡は司が好き、司は鷲尾が好き、鷲尾は司が好き。片思いトライアングルが生まれどこかが成就すると自然とその三角形は崩れ誰か1人は落ちてしまうトリレンマ。

3人でいることが好き、でも1人を好きになってしまった。その気持ちを止めることはできない。この3すくみのジレンマこそななしのアステリズムの魅力であり、一番しんどいところです。

 

琴岡…。

私はどうしたらいいんだ…。どうすればいいんだろう。琴岡みかげに向き合えません。いまだに。無理なんです。琴岡の抱えている悩み、葛藤、近くで見えてしまう司→鷲尾の関係性、どう琴岡に声をかければいいのか私にもわかりません。

マジで無理なんです読み返せないんです。そういう作品なんです。この記事の画像も過去に書いた感想から引っ張ってきてるだけなんです。無理なんですもう私はこの作品のことなんか忘れて平和に生きたい、なのにそれをさせてくれない。向き合わなきゃいけないとわかっているのにまだその勇気が持てない。

他人に本を紹介しておいて私は読めない。

地獄みたいな状況なんですが、そういう作品なんです…。もう人生において呪いのような存在になってしまっているんです。地獄にまで付き合いたい人は是非どうぞ。

 

普通って何

三角関係百合漫画のような紹介の仕方をしていますが、この作品はそれだけではありません。私が読み返せない理由の2つ目は「マイノリティ」です。

同性を好きになること、女装をすること、マンガとして""癖(ヘキ)""の一つとして、ジャンルとして扱うことができるものですが、この作品ではコンプレックスとして扱っています。私はこの作品を読んだとき、自身のことに対して今みたく答えを出せていたわけではいませんでした*1。そのため自身の悩み、そしてみんなの抱えている悩み、その2つがリンクして巨大なダメージになりました。はい、立ち直れていません。そして一生立ち直れないと思います。

読み返すとあのときの感情が蘇りそうで。読み返すとあのときの感情が風化してしまいそうで。その矛盾した二極に挟まれています。そのため読み返すことが出来るのは私が勇気を出したとき、完全に吹っ切れたとき、または死ぬ前だと思います。ななしのアステリズムを読んでいる素振りを見せたらそういうことなので、よろしくお願いします。

 

今日はここまで

ブクログ https://booklog.jp/

ということで本棚にななしのアステリズムを追加して、今日の回は終わりにします。

私の紹介になってないこの文字で読む気になった人はよければ正月の暇なときにでも読んでみてください。一緒に地獄を見よう。でも面白いのは本当なので…。今後はこんなに暴れることなく1000字くらいで作品を紹介していくので、今後ともよろしくお願いします。

 

*1:今でも答えは出ていませんが

推しの解釈違いvs恋心【あげくの果てのカノン】

好きな漫画を紹介したい!

12月25日までを毎日少しずつ祝う企画『クリスマスアドベント』。そんなオシャイベントに則り毎日私が好きな漫画について語っていきたいだけの企画、それこそが『マトイリクリスマスアドベントでございます。

twitterが死にmisskeyで新たな出会いが多くなってきた今、改めて私のことを知ってもらいたい、あわよくば作品を布教したい!の気持ちで軽率に始めるこの企画。12月4日の今日紹介するのはあげくの果てのカノン』です。

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あげくの果てのカノン (全5巻)

BIGコミックBROS https://bigcomicbros.net/work/6225/

あらすじ

この世界の終末に、最初で最後の恋をした。

気鋭女性漫画家が描く無軌道SFラブ・ストーリー、開幕!!

地上のパティスリーで働く高月かのんは、高校時代の片思い相手・境先輩と偶然? 再会。相変わらず優しくてかっこいい先輩から、誕生日を祝ってほしいといわれるも、嬉しさとともに戸惑いを覚える。だって先輩は、わたしだけのものじゃないから――。

あげくの果てのカノン、ジャンルとしては『不倫×SF』という、まぁー文字列見ただけじゃなんにもわからないし全然面白さを感じない作品です。じゃあこの作品のどこが好きなのかというと主人公の恋心がめちゃくちゃしんどいところにあります。

一途な恋、そういってしまえば簡単なのかもしれないが、8年間積り積もった感情はもはや恋や愛を通り越して暴力となる。恋をしていることがアイデンティティになり盲目になる。そんな恋愛の美しさと気持ち悪さをどこまでも突き詰めていったのがこの作品です。

 

恋は盲目

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もうね、この作品はとにかく片思いの描き方がすごい。気持ち悪いくらいに描いている。

かのんは盗撮録音スクラップなんでもアリなのに、もはや粘着ストーカーのような気配までするのに、過激な行動に移そうとはしない。あくまでもただただ恋をしているというところに収めている。だからこそその溢れんばかりの恋がすんごくピュアで、でもそれは不倫であり罪悪感も孕んでいる。

私はこの作品はガチ恋粘着獣(スバル編)が好きな人なら好きになれそう~!って思ってるんですよ。

好きという気持ちをこじらせていたら向こうから声をかけられて、次第に勘違いしていく。粘は結構過激というか暴力も醜い行動もなんでもありな作品ではあるのでその方向性ではないですが、好きの方向性はかなり近いです。どこまでも純愛。でも男側が割とクズ。なのに好きになっちゃう。前に進めば破滅しかないのに脳がぽわぽわで破滅ルート行っちゃう。そんな感じ。

伝わらない?伝わらないね。でもとりあえず1話を読んでみてほしい。わかるから!

 

SFのスパイス

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そしてこの作品はSF要素もあります。まああるといっても深くは考えなくていいです、そんな重要じゃないので。大事なのは、「修繕」によって先輩の人格が日に日に変わってしまうということ。

私の好きな先輩は私に声をかけないのに、今の先輩は声をかけてくれる。肉を食べるようになる、優しい言葉をかけてくれる、結婚しているのに迫ってくる。どれもこれも「修繕」によるものなのに、そうだとわかっていても避けることなんてできやしない。テセウスの船と同じ、パーツをすべて置き換えた船は元のものと同じと呼べるのか。それが先輩。推しがどんどん解釈違いの行動をしているのに自分に対して甘い言葉をかけてくれるから気持ちが離れられない。そしてかのんが先輩を好きになる度に世界もどんどんヤバくなっていって…。

SFがセカイ系の体を作り出し物語としてスパイスに働いています。SF好きで読むとなんだこれとなるものの、ラブコメ好きとしては今まで見たこと感じたことのないスパイスの味にとても感動しました。そして最終回の終わり方も含め、全5巻にうまくまとまった内容で完成度としては随一です。是非読んでみてください。

 

今日はここまで

ブクログ https://booklog.jp/

ということで本棚にあげくの果てのカノンを追加して、今日の回は終わりにします。

こんな調子で1000字くらいで作品を紹介していくので、よければ正月の暇なときにでも読んでみてください。人を選ぶ作品だけど1話読んで好きだとずっと好きなのは保証するので、とりあえず手に取ってみようね。

 

【MISSKEYアドベント】ツイ廃からミス廃へ、怒涛の一年を振り返ろう

https://adventar.org/calendars/8755

初めまして。Misskey Advent2023に参加させてもらったまと入りドロップスです。

misskeyに移り住んでからはや半年、twitterを捨てこちらに入り浸るようになった流浪の民なのですがmisskey adventなる企画を知り「よくわかんないけどやるっきゃない!」という思いから軽率に枠を取っちゃいました。ちなみに月曜が仕事休みだから月曜にしたんですけど、月曜に提出するなら仕事終わりの日曜に仕上げなきゃいけないと昨日気づいたため今内心ちょっと焦ってます。よろしくお願いします。

私はサーバー運用をするわけでもなければ何かを作れるわけでもない、ただの使わせてもらってる1ユーザーです。なので他の方々のような深い話とかはできませんが、どういう経緯でmisskeyにたどり着いたか、どうしてツイ廃を辞めミス廃になっていったかを書いていきたいと思います。

 

ツイ廃の卒業

おそらくmisskeyに今いるユーザーの9割くらいは今年から急にやってきたんじゃないでしょうか?もちろん私もその一人です(誇れることではないですが…)。先住民の方々、迷惑をかけて申し訳ありません、これからもよろしくお願いします。

twitter、ここまで終わるなんて1年前には思いもしませんでしたからね。12年間twitterに張り付きもはや人生の一部超えて人生そのものと化していたtwitterですが、終わるときはあっさり。サードパーティ製アプリが潰され、tweetdeckも奪われ、もう私の居住地はそこにはありませんでした。苦渋の決断ではありましたがそこから逃げ出そうと思いたどり着いたのがmisskey.ioです。

misskey、名前自体は前から知っていたもののやはり知名度も大手SNSに比べれば低く、最初は警戒が強かったです。アカウントを作りはしたものの、ツイの頃からのフォロワーがそこにいるわけでもない、何をしたらいいのかもわからないため最初数ヶ月は放置状態でした。ですがtwitterを見るだけで気持ち悪くなってしまった以上、もうここに居場所を作るしかなかったのです。

 

twitterにお金払うくらいならmisskeyに払ったるわい!の気持ちでとりあえず600円プランですが支援し、後には引けない状態に。沈みゆく船から降りない奴に興味はない!と言いながらtwitter垢を消し、私のmisskeyライフはスタートしていきました。

そしてミス廃へ

twitterを消して気づいたこと、それは別にtwitter無くても生きていけるなでした。なぜならmisskeyがあるから。最初は使用感の違いやフォロワーがゼロからスタートすることのアレコレで大変なことこそありましたが、結局はtwitterとやってることは同じ!言いたいことを言う、それだけ。

特にmisskeyはフォローフォロワー数に囚われなくていいのがすごく楽だなぁって。io鯖は母数の多さからチャンネルに入り浸り、にじみす鯖の方ではLTLで色々な人と色々なテーマでお話もできるので、「フォロー」という概念がどんどんと薄くなっていきます。FFすることに興味なくなる。他人のFF数に興味がなくなる。私自身もともと10人と仲良くできれてばいいや~くらいの感覚でtwitterやってましたが、そこの感覚も結構変わってきました。

こういう言い方はよくないけどやっぱりtwitterの頃ってFF数で偏見が発生してたりしてたなぁ…と。もちろんmisskeyでもないわけじゃないけど、そこからかなり解放されたのはSNSやるうえでの一番の変化でした。知らん人のノートを見る、知らん人と会話をする、私が結構避けてきたことだったのに今では当たり前。特ににじみすお嬢様は趣味が合う方が多いので見てて本当に飽きないです。ゲ謎はいいぞ(布教されてまんまと見に行った)

 

ゲ謎(鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎)

前知識必要なし!「鬼太郎は子供の時に見た記憶あるけど今更見てもなぁ~」くらいの感覚で良し!

とにかくおもろい!オタクが好きなもの全部詰まってる!鬼太郎は子供向けだと舐めてかかるな、これはR-12+だ。因習村、連続殺人、ミステリー、グロ、胸糞、地獄絵図、なんでも揃ってるのに観終わった最後には放心状態で涙を流す。凄い良い映画だった…という感想が残る。それがゲ謎。

テキトーにしゃべっても誰かがリアクションをしてくれる、みんなでワイワイ騒ぐだけ。その空気感が好きな人が集まってるおかげでその空気感が生み出されているのが伝わるし、みんなでTLを作り上げているなぁと感じます。

 

misskeyとブログの親和性

しかしmisskeyに移って一番感じたこと、それは主張することが無くなったです。膨大な人数で作り上げている空間のため個よりも空気が重要になる、むしろ主張しすぎると明らかに浮いてしまう。これが自己を表現するブログとなんか相性が悪いなぁ~と思ったりしています。

私のブログ、まあこの『恋心ミルフィーユ』のことなんですが、基本はSNSの延長として使っています。言いたいこと、話したいことを数千字使って書くことができるツールとして、フォロワー数十人に届けばそれでいいかなと。そういう気持ちで文字を書いているし、主張している。でもmisskeyはその数十人がいない!がやがやした中で「これ読んで~!」て投げてもまあ読まんよなぁ…。というのを肌で感じています。

もちろんこれは私だけの話!SNS外に繋がるリンクなんて元々踏まれにくいし、しっかりと読み手がついてきて自分の個を主張出来てる人もいる。twitterで培われた仲とmisskeyでこの前生まれた仲には天と地ほどの差があるし、そもそもの母数も違うから伸びに差が出るのは当然よね。なんかちょっとモヤモヤしてるので、この気持ちと向き合うのが今年の目標になるのかなぁ?

 

MisskeyはTwitterの代替になるのか

そしてよく話題に上がっている代替問題。twitterからの移住先は?みたいなノリでmisskeyも話題に上がることは多くなったし私も代替品として来てしまった民なので発言権はあまりないのですが、

まあ、無理でしょ。

機能は似ているかもしれないけど、求められているものは全然違いますからね。それに気づいてmisskeyに染まる/twitterに戻るまでが難民の1セットだと思います。misskeyはmisskey、twittertwitter。今後も難民は流れてくるんだろうけど、どうなってくるかなぁ…?

私は今の環境がかなり落ち着いているので快適ですが、常に変化し続けるのがこの世界。にじみすだってなふさんが今後どうするかずっと悩んでるし、人がさらに入ることでioの形も変わっていくかもしれない。私としてもそんなおんぶにだっこ状態ではなく自鯖を作ってみたいとは思いつつも、ド初心者が何から手を出していいのかもわからず結局ioにいるわけですし…。

今後も波乱だらけになりそうなSNS騒動。私はただ外野から野次飛ばすだけの1ユーザーですが、自分なりに楽しむ!それをモットーに生活の1つとして使っていけたらいいなぁと思う次第です。

 

ということでただのだらだら自分語りみたいな内容ですが、〆させてもらいます。しゅいろママ、村上さん、いつもありがとうございます。なふさん、どんな形になってもあなたについていきます。そして運営様、鯖缶の方々、ユーザー、misskeyを支えてくれているmisskeyに参加してくれてる方々全員:ultimate_igyo:!

今後もよろしくお願いします。ゲ謎はいいぞ。

 

家族と性欲はどちらが大事?【微熱空間】

好きな漫画を紹介したい!

12月25日までを毎日少しずつ祝う企画『クリスマスアドベント』。そんなオシャイベントに則り毎日私が好きな漫画について語っていきたいだけの企画、それこそが『マトイリクリスマスアドベントでございます。

twitterが死にmisskeyで新たな出会いが多くなってきた今、改めて私のことを知ってもらいたい、あわよくば作品を布教したい!の気持ちで軽率に始めるこの企画。12月3日の今日紹介するのは『微熱空間』です。

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微熱空間 (5巻~)

マンガPark https://manga-park.com/title/29059

あらすじ

多感な時期の女のコが同い年のオトコのコと急な事情で生活を共に…。蒼樹うめが満を持して放つ悩ましくも羨ましい物語!

白泉社の楽園で連載中の『微熱空間』、『ひだまりスケッチ』やまどマギのキャラデザでおなじみうめてんてー(蒼樹うめ先生)の作品でございます。ひだまりではきららキャラットらしいかわいい~で日常系な作品をやってきていますが、今回はちょっと一味違いますね。

親の再婚で同い年の義理姉弟になってしまった亜麻音と直弥、同じ家に急に住むことになり互いに距離感がわからずギクシャクしながらも少しずつ家族になっていく物語なのですが

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ア!

 

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ア!

はい…。先にバラしてしまいますがこの姉弟やることやってます。もう家族だ姉弟だなんて言ってられない雰囲気を醸し出しています。今回はそういう話だ!

 

家族になりたくて

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とまあ最初からクライマックスみたいな説明ですが、この作品9割はちゃんと家族をしようとする2人の話です。同学年の義理の姉弟ができるなんてどこのラノベ?と言いたくなるような設定ですが、最初から常にギクシャクしたまんまで。でも片親で育ててくれた2人が結ばれた以上私たちも仲良くしておかなきゃ不安にさせちゃうよね…という思いから少しずつコミュニケーションが始まっていきます。

仲が深いわけでもない、友人ってわけでもない、でも一緒に住んでる、だって家族だから。姉であろうとするけど全然ダメダメの姉とこの状況に考えすぎちゃう弟の遠くて近い距離間、この2人のドギマギ感にこちらもドギマギしちゃうわけなんすよ。

 

性欲ファースト

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そして家族として出会ったからこそ仲良くなれたのに、家族だからこそ超えられない線がある。もちろん所詮は義理だしその関係が禁忌として考える必要はないかもしれない。でも家族になると決めた手前どうすることもできなくて…。

私って実は義理関係って本当は好きじゃないんですよね。なんだか義理を免罪符に使ってる感じがして。でもこの作品は違います、むしろ義理であるせいで束縛されているこの2人が…。家族として仲良くなっていく様子と並行して起きるせいで罪悪感も生まれる感じ、うめてんてーがこれを描いてくれているという事実がたまらなく好きなんです。

 

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どうするべきかはわかっている、何が正しくて何が間違いなのかもわかっている、だけど止めることはできない、だってそれが性欲だから。

記事の最初に書いてある通り、今ではこの2人は引き返せないところまで感情が進んじゃってます。言ってることとやってることがだんだんとずれていく、理性と本能がせめぎあっている、姉弟関係を目指した2人の位置がどんどん崩れていく。この性欲ファーストの湿度感が本当に良い!特に家族をやろうとするフェーズもちゃんと面白いだけに、読んでるとその道から外れてしまった怖さまであるんですよ…。

そんな二人がどうなっていくのか、先に待つのは祝福なのか破滅なのか、めちゃくちゃ楽しみです。

 

今日はここまで

ブクログ https://booklog.jp/

ということで本棚に微熱空間を追加して、今日の回は終わりにします。

こんな調子で1000字くらいで作品を紹介していくので、よければ正月の暇なときにでも読んでみてください。ちなみに楽園は年3回発行なので、コミックスにまとまるのすんごい遅いぞ!6巻が待てない…

 

仲谷鳰の描く新しい世界【神さまがまちガえる】

好きな漫画を紹介したい!

12月25日までを毎日少しずつ祝う企画『クリスマスアドベント』。そんなオシャイベントに則り毎日私が好きな漫画について語っていきたいだけの企画、それこそが『マトイリクリスマスアドベントでございます。

twitterが死にmisskeyで新たな出会いが多くなってきた今、改めて私のことを知ってもらいたい、あわよくば作品を布教したい!の気持ちで軽率に始めるこの企画。12月2日の今日紹介するのは『神さまがまちガえる』です。

 

神さまがまちガえる (3巻~)

電撃大王 https://dengekidaioh.jp/product/kamisama/

あらすじ

世界はいつも、どこかがおかしい。 朝起きたら街がジャングルになっていたり、世界中の人が迷子になったり……周期性例外事象、通称"バグ"に満たされたこの世界では、非日常的な事象が日常的に発生する。シェアハウスの大家にして"バグ"に心躍らせる研究者・かさねと、彼女とひとつ屋根の下で暮らしながら助手を務める中学生・紺は、今日も新たな"バグ"を見つめる――。 『やがて君になる』の仲谷鳰最新作! 変てこな世界で生きる人々の奇妙な毎日を描く、非日常×日常ストーリー!!

やがて君になる』で百合界隈に衝撃を与えた仲谷鳰さんの最新作、『神さまがまちガえる』は百合ではなくおねショタとなっております。この発表には「なんやて!?」と当時界隈が揺れた印象がありますし、「やが君作者の新作だけど…」と結局読まなかった人も多かったと思います。

ですが!そんな人にも読んでもらいたい!やが君のような重い過去重い感情の物語ではないものの、どこかおかしい世界で平和に過ごす2人の日常を見てもらいたいです。そして感じてほしい、鳰先生の描く世界の在り方を。許しに満ちた世界を。

 

バグだらけの世界で

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バグ、このバグって言葉だけ見ると何がなんだかわからないと思います。具体的に言えば「空中を歩けるようになるバグ」「見える景色が反転するバグ」「町中がジャングルになるバグ」etc…まあ簡単に言ってしまえばドラえもんの秘密道具っぽい感じです。日常にちょっとだけSFのエッセンスを加えた非日常。それがバグ。

ですがバグがあるからといって何か重大な事件が起こったり止めるために奮闘するみたいなこともないです。街行く人もみんな「うわー次は反転バグかぁ…めんど」「寝れないバグいいねラッキー」「このバグつまんな」といった感じで、バグにキレることもなくただ受け入れるだけ。生まれたときから非日常が身近にあるせいで、それはもう日常に溶け込んでしまっています。反転バグがおきたら画面を反転するアプリを作るし、家に帰れないならナビを使う。対処にあたる方々はそのめんどくささを背負うためかなり苦労はするものの、世界は止まることなく回り続ける。

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このバグを通して描かれる世界、私にはすごく寛容な世界に見えています。「神さまだってミスをするんだから、小さいことにいちいち腹立てるなんて無駄だよね」。バグというクソデカめんどくさ事象が上にあるおかげで細かいことは許してあげることができる。いい意味での無関心。そういう風にみんなが考えられる世界ってなんか、理想よなぁ…。コロナ禍で非日常における鬱憤が色々と見えた昨今ですが、この寛容な価値観、世界こそ『神さまがまちガえる』の魅力だと私は思います。

 

特別な存在

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この物語の主人公2人はどちらも特殊な事情を持ち合わせています。バグにより人に言えない秘密を抱えている紺くん、バグのせいで良い意味でも悪い意味でも特別扱いされてきたかさね。不完全な世界に取り残された不完全な2人だからこそ、互いに足りないものを埋めあっていける関係なのです。

この2人の関係をおねショタという5文字で片づけていいのかはわたしにはわかりません。恋愛要素は無いからね。ですが互いに互いを肯定しあう、そうすることでちょっと生きやすくなる、そうやって同じ歩幅で歩いているのを見るのはコンビとしてすごく楽しい!年の差コンビ、いいよね…。いい…。

バグを2人で調査する、世界を眺める、そうして2人の日常は過ぎていく。ちょっと不思議だけどなんか心地いい『神さまはまちガえる』、よければ読んでみてね。

 

今日はここまで

ブクログ https://booklog.jp/

ということで本棚に神さまがまちガえるを追加して、今日の回は終わりにします。

こんな調子で1000字くらいで作品を紹介していくので、よければ正月の暇なときにでも読んでみてください。あと全人類読んでる前提で話してたけどやがて君になるは本当にすごい作品なので、未読の方がいれば是非そちらも…!

 

 

全員コミュ障のラブコメ【ふぞろいユモレスク】

HANDS https://www.e-heads.co.jp/shop/pg/1sw-adv/

好きな漫画を紹介したい!

12月25日までを毎日少しずつ祝う企画『クリスマスアドベント』。そんなオシャイベントに則り毎日私が好きな漫画について語っていきたいだけの企画、それこそが『マトイリクリスマスアドベントでございます。

twitterが死にmisskeyで新たな出会いが多くなってきた今、改めて私のことを知ってもらいたい、あわよくば作品を布教したい!の気持ちで軽率に始めるこの企画。12月1日の今日紹介するのは『ふぞろいユモレスク』です。

 

ふぞろいユモレスク (全9巻)

GANMA! https://ganma.jp/humoresque

あらすじ

コミュ障がたくさん集まるとめんどくさい! 塩対応な雁野さん、文芸部の部長、吹奏楽部の阿比先輩。 ちょっとずつズレている3人とそれを取り巻く人たちのほのぼのシュールコメディ!

webメディアGANMA!で連載されていた『ふぞろいユモレスク』、タイトルすら聞いたことないという方も多いんじゃないでしょうか。でも私は「好きな漫画って何?」って聞かれたら、多分この作品を上げることが多いと思います。それくらい好き!

ふぞろいユモレスクの面白さ、それは上のあらすじ読んだだけじゃ伝わらないと思います。一言でいうなら全員コミュ障のラブコメ。ラブコメといえばすれ違いに次ぐすれ違い、その友達以上恋人未満の関係のドキドキ感が楽しいかもしれませんが、この作品はちょっと違います。

登場するキャラ全員が全員なんかちょっとずれてるせいで、簡単に済む話がどんどん拗れていっちゃう。しかも拗れたことを迅速に対処すればいいのに「その対処がめんどくさいから放置しよ…」が頻発して余計に拗れる。対人偏差値が30を下回ってるせいで誰も上手く立ち回ることができないためずっとアワアワしてる。コミュ障のアンジャッシュ。それがこの作品です。

 

少しおかしい三角関係

この物語は3人の主人公を中心に物語が進んでいきます。感情を言葉にするのが苦手なコミュ障雁野、行動に移すと体調が悪くなるコミュ障影山、オレ様な陽キャコミュ障アビ

そして3人いるということはもちろんラブコメにはおなじみの3角関係もございます。よくある形だと雁野を奪い合ってオレ様属性なアビが当て馬のような立ち位置になるのかなぁって思われるかもしれませんが、実際はアビと雁野で影山を取り合う図になってます。

 

こんな感じ

アビと雁野が影山のことが好きで、影山と雁野は両片思いみたいな感じで、アビは基本邪魔で、面倒くさがられて、嫌われてて

 

アビ!お前!!!

そうですね、アビ、マジで2人に青い矢印を向けられる存在。なのに2人のことはどっちも好きで、でも嫌われてて、本当にさぁ…。なんなんだろうね。

あ、ここから先マジでアビの話しかしません。

この漫画の面白さ、ほぼ9割をアビが背負っています。陽キャスクールカーストも高くモテて頭良くて吹奏楽部の王子様でプライドが高くてオレ様なのに、いや「なのに」というよりも「それ故に」、まともな人付き合いというものをしてきておりません。女ちぎっては投げちぎっては投げ、自由に生きることができる存在。それがイケメン。

通常ならオレ様系イケメンポジになりそうなのに、跡部様になりそうなのに、みんな陰キャコミュ障だから「うわ…」で終わってしまう。アビもアビで寄り添うような接し方もできず、拗れていく。そんなアビを見るのがね、たまらないんですよ。最高なんですよ。楽しいんですよ!

 

アビとかいう奴

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アビ、最初は雁野と影山2人の関係に苛ついていたはずなのに、他人に苛ついたりけんか腰でいるキリキリ人間なのに、そんな汚い姿を見せても優しくしくれる影山のことが好きになっていき、もうね、アビ…。

特にアビって人に好かれることはあっても、自分から好きになることがなかったんですよね。だからどうやって感情を示せばいいのかわからない。だからこそ距離感とかもバグるし、影山からもめんどくさいと思われてLINEもブロックされる

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でも影山への恋心を通して、人間になっていく。コミュニケーションも学んでいく。たとえこの恋が報われないとわかっていても、3人でいることを望んでしまう。最初はただの邪魔でしかなかったのに、だんだんと影山とも雁野とも打ち解けることができ仲良くなっていって。この漫画の一番の見どころはアビの成長なんです!

そんな3人の行きつく先、是非読んでもらいたいです。

 

今日はここまで

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ということで本棚にふぞろいユモレスクを追加して、今日の回は終わりにします。

こんな調子で1000字くらいで作品を紹介していくので、よければ正月の暇なときにでも読んでみてください。明日は何にしよっかな?24回も紹介しなきゃいけないのに何も計画建てていません…。どうなる!?