ジャンプ+さんで「16歳の身体地図」という読み切りが配信されました。女の子たちのお話です。
— モリエサトシ (@morinotes) 2021年5月30日
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え!?良良良~~~!!!!
月曜の朝はジャンプがあったりスパイファミリーがあったりキン肉マンがあったりとそれだけでかなり満足なんですけど、この読み切り、マジでヤバヤバでしたね…。私の感情全てを持っていかれちゃった!
私本当にこういうの大好きなんだよね。子供でもなければ大人でもない、その境界で揺れ動く心というのがね、もう大好き!変化していく自分の身体と心の乖離とか、成長と性徴とか、思春期のモヤモヤとか。そういうの全部この読み切りの中に入ってて良かったなぁ。
もうね、1ページ目の1コマ目からこれだもん。『生理』という性徴の象徴であるけど扱いにくい話題をいきなり持ってくるのはすごいなぁ。
生理、大人への一歩として扱われがちだもんね。いやまあ私は生理の来ない身体なのでこういうこと言うとアレなのかもしれないけど、そういう認識があります。生理が来て身長が伸びなくなったキリカと、初潮がまだ来ず身長だけがとにかく伸びたみと。その並ぶとあべこべでアンバランスな2人だからこそ作れた距離感、友情関係がもうね、お話の作り方が上手すぎだよ!
とはいえ、初潮がまだでもこうも堂々とナプキンを渡すのはね、どうかと思うよ!?
でもこういう無垢さ、子どもっぽさがみとなんだよね。身長だけが伸びてしまい、中身がまだ外見に追いついていないこの感じ、何て言ったらいいんだろうね?こういうアンバランスな不安定さこそこの年代にしか出せないものよね。
バレーって身長がものをいうスポーツだからね。それに女性に関しては胸の発育によってスポーツにも影響が出てしまうし…。いち早く性徴が来たせいでバレーに不向きになってしまったキリカのこと考えると、そりゃみととのフィジカルの差を感じてしまうのは仕方ないよね。
いくらバレーの才能があっても越えられない壁がある。そういう物理的な壁に関しては私もめちゃくちゃ感じることが多いし、実際なかなか受け入れられないです…。でもそういうのを乗り越えて成長することが、大人になるっていうことなのかもなぁ。
読み切りというのもあって、本当にとことんこの2人の差について描かれてるよね。『身体地図』を使うことで心と身体のアンバランスさを描くのはもう反則!本当に作りが上手いよなぁ。もうそれしか言ってない気がするけど本当にそうなんだもん。
嫌だった経験も、今では困ってる人を助ける力になる。そうして向かい合うことで受け入れることができるようになる。1人じゃ向き合えないけど、2人なら互いに成長し合えるんだよなぁ。色々なテーマを扱いつつも、最終的にはすべてが収束してすごい読み切りでした。もう私のツボに刺さりまくりで!やっぱジャンプ+はこういうのがあるからやめられないね。
そして作者のツイみて気づいたけど、この人って『私の正しいお兄ちゃん』の作者なんだね!この作品は気になってたやつ~!キミまちで紹介されてずっと頭の片隅にありました。今度読もうかな!全4巻だし読みやすそうかも。まあ内容的には圧倒的につらそうなんだけど…。