恋心ミルフィーユ

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ツイッターじゃ吐ききれない妄言をまとめていくよ

瑞希の性自認について【久々にコメント返ししていくよのコーナー】

こんにちは、恋心ミルフィーユです。

今日はお久しぶりにコメント返しをします!2,3年前に書いた暁山さんの記事、書いてから時間がかなり経ちましたが未だに反応をいただけたりするのですご~い!身を削って書いた文なだけに、読者がこの問題に関して考える一助になってくれてるなら私としてもとてもうれしいです。

ということで先日このようなコメントをいただきました。

この記事を読んで本当に感動いたしました。瑞希ちゃんが推しになった時、自分も出来る限り理解を深めたいなと思い、色々な記事を読ませていただきましたが、一番納得出来る内容でした。公式から出ていない以上断言は出来ませんが、瑞希ちゃんは女の子になりたい、もしくは女性でも男性でもない、自分の性別が分からないと言う感じなのかなと思います。

もし性自認が完全に男性だったとしたら、ニーゴのみんなに言った方が良いのでは…?と少し思ってしまいます。ニーゴのみんなは「女性」で、瑞希ちゃんを同性だと思って接しているので、同性にしかしない話題等もあると思います。同性だと思って話していたのに、実は心が男性だったと言うのはどうなのでしょうか…?

私自身性的マイノリティーはなく、普通に女性として生まれて来たので、当人の苦労や辛さを本当の意味で理解できません。理解しようと考えることしか出来ないのです。そのためこの考えも浅はかなのかもしれないと思いつつコメントさせて頂きます。お時間あれば意見をお聞かせください。まあ、瑞希ちゃんがどんな性でも嫌いになることは絶対に無いのでこれからを見守っていきたいと思います。長々と長文失礼しました。

コメント : トランスジェンダーの私から見た『暁山瑞希』の性について:補足 - 恋心ミルフィーユ

なるほど!

普段ならコメント返しはもうあまりしないのですが、意見を求められている以上答えないわけにはいかないです。ということで、書かせていただきます。

※今回の記事では暁山瑞希さんの身体性について決めつけている描写がみられます。公式の発表ではないためただの妄想です。

 

まずはじめに

まず初めに。瑞希について考えたい、トランスジェンダーについて知りたいと深く考えるのであれば、こちらの『トランスジェンダー入門』を読んでもらうのが一番の近道なのかな?と思います。

こちらの本ではトランスジェンダーがどのような人たちなのか、どのような苦悩を背負っているのか、生活や社会においてどのような影響を及ぼしているのか等が丁寧に描かれているので、「知る」「考える」という点で非常によくまとまった1冊になっています。いきなり「本を読め!」て言われるのは正直めんどくせぇ~!っておもわれそうだけど、私に聞くよりも確実に正確なので。それは保証します。

 

そして私は感情ベースでしか話せないので、瑞希の抱える性の問題、カムアウトについてはアリアの方がしっかりと書かれています。色々な記事を読まれているということでしたので既に読んでいると思われますが、参考までに。

 

性自認について

はい!ということで宣伝終わり!閑話休題性自認について。

性自認、あなたはどのように考えていますか?定義から言うと性自認とは「自分の性別をどのように認識しているか」という概念になります。生まれたときの性別や見た目、そういうのに関係なく自分がどう思うか、それが性自認です。じゃあ「自分がどう思うか」って、改めて考えると難しいんですよね。自分がどうして男性だと思うのか、女性だと思うのか、それともどちらにも属さないと思うのか、それは「身体的性別」「社会的性別」の2種に分けて考えることができます。

あなたはどのように自身の性別を考えますか?身体が女性であることに違和感を感じないから、他者に女性として扱われることに違和感がないから、自身が女性であると認識していると思います。それが性自認です。ですが、そこに違和感を感じてしまう人も存在します。自身の性別と違う肉体がついてきている、身体性として社会に扱われることに違和感を感じる、そのように性自認と身体(社会)のズレがある人のことを『トランスジェンダー』と定義します。*1

 

コメントで仰っていたあなたの考える性自認とは何なのでしょうか?

瑞希性自認が完全に男性だったら…と言っていましたが、身体的性別に違和感を感じず、そして社会的に男性として扱われることに違和感を感じていない、瑞希を見てそのように感じ「心も男性なんだ」と、ニーゴのみんなを騙していると解釈したのであれば、もう私の言葉は何も届かないのでしょう。少なくとも私はそうは見えません。

瑞希の求める「ボク」は、社会に、他者に迎合されていない。それは身体的性とのズレが生じているから。そのような違和感による苦しみはメインシナリオやイベント、特に『そしていま、リボンを結んで』で深く描かれています。そしてニーゴでは違和感なくありのままの自分でいることができています。それで問題は無いのではないのでしょうか?

瑞希がどうして永遠とカムするかどうか悩んでいたのか、そしてしなかったことがニーゴの他のメンバーを裏切ることになるのか、それともならないのか、できればもう一度考えなおしてもらいたいです。

 

考えるということ

埋没する(自身の肉体的性別のことは明かさず過ごす)ことは、当然ですが秘密をかくす、嘘をつくことになります。ですがシストランス関係なく、誰もが皆なにかしらの秘密や嘘を抱えて生きています。瑞希はたまたまそれが性別のことだっただけ。

当人の苦労は当人にしかわかりません。そしてシスジェンダーの人にもトランスジェンダーの方とは違った苦しみはあると思います。当然私も私以外のことは何もわかりません!なので「もし自分がその立場だったら…」という考え方で物事を見てもらえるとすごくうれしいです。

もしあなたの友人、一番親しい(身体的同性だと思っている)友人が「実は身体は男性なんだ」とカミングアウトしてきたら、どう思いますか?裏切られた!と思うのか、傷つくのか、それとも受け入れそれでも一緒にいようと思えるのか。

または逆に「実は心は男性なんだ」とカミングアウトされたらどう思うのか。そのことがきっかけで付き合い方が変わるのかどうか、ぜひとも考えていただきたいです。

 

私たちは考えることしかできません、ですが考えるのをやめた瞬間、成長は止まります。今回の回答があなたの求めていた内容かどうかはわかりませんが、この記事を答えにさせていただきます。

ちなみに私への質問はコメントでもいいですが、マシュマロだと匿名で送れるので便利だったりします。使いたい人は使ってね~

*1:どちらでもないノンバイナリーの人も存在します