恋心ミルフィーユ

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ツイッターじゃ吐ききれない妄言をまとめていくよ

フッちゃんのことが大大大大大好きすぎるので伝説任務の感想も書きたいの巻

フッちゃん…好きだ…。

ということでフリーナのことが愛おしすぎてその笑顔を常に守りたい恋心ミルフィーユですこんにちは。今日はフッちゃんの伝説任務『頌歌者の章』についての感想を語っていきたいと思います。

どうしてこんなにもフッちゃんのこと好きになっちゃったんだろうね?わからない。いや正確に言えば「そりゃこんな素敵な魔人任務と伝説任務を提供されたら好きになるに決まってる!」って感じなんですけど、自分でもどうしたらいいのかわからないくらい愛に溢れています。原神のこと書くと原神の話しかしなくなるという理由で記事を書いてなかったんですが、もうね、フッちゃんの話しかしたくないんだから仕方ないじゃない!!

魔人任務の感想はこちら。なぜか5000字あるので読むときは気をつけてください。そしてこれから書いていく伝説任務の感想は当然ですが

伝説任務、魔人任務のネタバレしかないので未プレイの人はブラウザバックよろしくお願いします!

 

 

 

舞台から降りた少女

フリーナの物語、魔人任務では予言を打ち破りようやっと神を演じなくてもよくなったことで終わったんですが、実際そこまでしか描かれてなかったんですよね。500年間頑張った少女が、釈放され放り出された。物語自体は綺麗に終わっていたもののフリーナのアフターケアが無かっただけに、伝説任務を始める前は少し怖かったです。

500年神として生きた少女は、人として世界を生きることができるのか

これは金銭面とか、俗世との価値観の乖離とか、そういう問題ではないです。燃え尽き症候群による不安です。大きな任務から解放され、自由を手に入れた。だがその達成感により気力は灰となり飛んでいき、燃えカスのような廃人になってしまう。1度は経験したことがある人も多いと思います、こういう感覚。なんだかんだ人間は苦しめられている方が生を感じられたりするものですからね…。

だからこそフリーナ、急に1人で人間として生きることとなり、大丈夫なのかなって…。神としての任務を全うした今、生きる意味を見いだせるのかなって…。ふわっと首を括っていてもおかしくない精神状態だから。そしてそんな状態のフリーナがどういう物語を紡ぐのか。期待3割:不安7割でした。

 

案の定燃え尽きてた。

毎日パスタを食べ、暇に過ごす。不安やストレスから解放されて得た安寧は今でこそリフレッシュタイムかもしれないけど、その先立ち上がれるようになるかは別問題だからね…。

最初こそ周りもフリーナを尊重してくれると思いますが、所詮は腫物に触れるようなもの。今のフリーナは言ってしまえば天下りみたいな状態で周りも正直とっつきにくいと思います。そんな状態で5年、10年後、信仰が薄れた先でフリーナを邪険に扱う空気ができてしまっていたらどうするのか。ポワソン町のときのように無理難題からの批難を浴びていく生活になってしまうのか。水神時代の叱責を浴び贖罪の人生になるのか。私には現状のフリーナの状況はすごく不安定に映りました…。

 

舞台俳優フリーナ・ドゥ・フォンテーヌ

だからこそ、「舞台」というステージが、居場所がフリーナにあったことはすごく嬉しかったです。

神の力があるという虚栄を振りかざさるを得なかったフリーナが、偽りではなく、本当に手にしているもの。それこそが演技力だから。本人も言っているとおり神を演じていたということから演技にはトラウマというか、もうやりたくないという気持ちもあるのかもしれない。でもそれでも水神時代にトップスターまで上り詰めることができたのは「水神だから」ではなく、「フリーナ」が培った経験と努力だからね…。

嫌々言ってたけど、結局舞台に戻ってきた。ドルフィー達を、旅人を見過ごすことだってできた。でもできなかった。それはきっと舞台が好きだから。その気持ちに嘘をつくことができなかった。だからこそその想いが波のように伝わり、団員を動かし、そしてフリーナも動かされ、水の娘の舞台成功につながったんじゃないのかなぁと。

 

神の目はその人の想いの強さに呼応して贈られます。「元水神」として生きるのではなく、「舞台俳優」として生きる。その気持ちに呼応するかのように神の目がフリーナに贈られ、その瞬間に初めてフリーナは1人の人間として生まれ変わることができました。

『人として生きるというのは…秘密を隠し苦痛を味わい孤独とともに歩むこと』

魔人任務では弱さと脆さが取り上げられていただけに、私はフリーナのことを「保護者」のような目線で見てしまっていました。健やかに大きくなってね…不安からは私が守護るよ…。そんな風な愛をフリーナに向けていました。

でも今回の伝説任務では違いました。フリーナ自身の持つ強さ、輝き、意志、それらを浴びた今ではもう以前のような庇護は生まれません。彼女はもう立派な1人の人間なのだから。どれだけ辛いことが降りかかろうと、批難されようと、大丈夫。これからはもう自分だけで歩いていける。魔人任務で子を授かったのに、伝説任務ではもう親離れをしていく。その圧倒的な成長速度に驚きもしましたが、それこそがフリーナの強さだからね。前を向く強さを持った。新しい一歩を踏み出したフリーナを後ろから精一杯応援していきたいです。

 

世界はみな舞台

話は変わるんですけど、私は『劇場版レヴュースタァライトが大好きなんですよね。

どれだけ逃げようと、燃え尽きようと、舞台は常に目の前にある。だからこそ私たちは向き合っていかなければいけない。これまでも、これからも。一生かけて。なぜならそんな舞台を愛してしまっているから。そんな彼女たちの生き様がとても心に刺さります。

そして、それは今回の伝説任務でも同じように感じました。どれだけ離れようとしても、舞台はフリーナを離さない。なぜならフリーナが舞台に恋をしてしまったから。その気持ちが忘れられないからこそ、今回わざわざ巻き込まれにいって、舞台に立つという選択に繋がったんじゃないのかなぁと。

「過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える」ニーチェ

フリーナの未来、それは舞台俳優としてトップスターになるということ。その輝かしい未来は『実践紹介』でこそ描かれています。最初見たときは明るすぎてむしろ不穏テーヌと言われていたこの動画、伝説任務を見た後だとこれでもかとフリーナの明るい未来を照らし出していて、見方が180度変わりました…。

もう彼女のことを水神様と呼ぶ人はいない。だって彼女はフォンテーヌのトップスター『フリーナ』なのだから。「不休のソリストという称号はかつては500年間休まることもなく一人で耐えてきた少女に贈られた言葉でしたが、今となっては違う。舞台の主役として、毎日のように輝き続けるフリーナへ送る言葉になりました。

 

フリーナの物語は一旦ここで幕を閉じます。神様御用達の伝説任務2章も、きっとフリーナには与えられないでしょう。なぜならただの人間なのだから。

少し寂しいけど、いや本当はすごく寂しいけど、また旅の中で会える日を楽しみにしています。今度会うときはどんな姿を私たちに見せてくれるのか、期待しています!ありがとうフッちゃん!また会う日まで!

 

できれば4.4海灯祭で再登場してほしいな!(強欲)