恋心ミルフィーユ

恋心ミルフィーユ

ツイッターじゃ吐ききれない妄言をまとめていくよ

ニーゴユニスト読んだけど…つらい…

はぁ…。ニーゴのストーリー読み終わりました…。プロセカ始めたときはモモジャンで行くつもりだったのに、どうしてこうなっちゃったんだろうね?わからん。

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モザイクかけてもサムネから漂うかなまふ感!!タイトルとか隠したほうがいいかなって思って。

現在のマリオネットイベがニーゴスト読んでる前提なので、無理やり頑張りましたよ!ほんとプロセカはシナリオが良すぎるのに開放が超大変よ…。ランク15からニーゴ編成で走ってたけどそれでも4,5日かかったっけ?もう無料開放にしてよ!

 あ、もちろん今日のお話はニーゴストのネタバレしちゃうので、そういうの繊細な人はブラウザバックよろしくね。一応未読の人にも読みやすく書くつもりではいるけど、やっぱりなんの情報もないまま楽しむほうがいいからね。仕方ないね。

 

 

優等生ゆえの苦痛

それにしても、話の展開としてはどこまでもまふゆのストーリーだったなぁ。優等生であるがために、親の期待に応えようとするあまりに自分自身を見失ってしまい、あそこまで壊れてしまうなんて…。 開幕時点ではどうして壊れたかの理由があまり明確に書かれていなかったけど、やっぱり13話があまりにも具体的でエグくて、本当にキツかったなぁ。

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特に一番キツかったのは、誰が悪いとかいうことが無く、ただただ善意で行った行為がまふゆを苦しめていたということなんだよね。話の中じゃ親が悪いみたいな扱いになってたし、実際あそこまでいくと毒親に分類されると思うんだけど、悪気があったわけじゃないんだよね。多分。

だからこそ、余計にまふゆを苦しめてしまったんだろうなぁ。まふゆ自身も別に親と不仲や親が嫌いというわけではないと思うんだよね。愛情は受け取っているからこそ否定できない。特に高校生といえどまだ子どもなわけだし、親に逆らった行為はできないという葛藤もあったんだろうなぁと。いややっぱあの親はダメだ。無知は最大の罪!

 

 

 誰よりも消えたいと思っている

もちろんまふゆ以外も、奏も絵名も瑞希も、同じように周りの環境や自分自身に対して苦痛を感じていたんだよね…。だからこそ、まふゆの気持ちに寄り添えたというものがあるんだろうけど。

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奏はよかれと思ってお父さんに曲をプレゼントしたせいで、お父さんを苦しめることになってしまい、いってしまえばまふゆのお母さんと同じことをしてしまったわけなんだよね。奏は自分自身が傷つけてしまったと自覚している点ではあの毒親と比べてはいけないんだけどね。

でも自分自身で気づいてしまったが故に、ずっとお父さんの言った言葉が呪いのように刺さっていて。みんなを救いたいという言葉を使うのは端から見ると明るい印象を受けやすいけど、実際には囚われられていて。奏も救済されてほしいよ…。

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絵名は自分自身の無力さ、才能の無さというものに対してイライラを感じていて。しかもメインと違うこと(自撮り)ばっかり評価されて、それが余計に自分自身を苦しめて。私自身は何かを生み出す苦しみというのはあまりわからないんだけど、自分が望むものと違うものが評価されて虚無感に苛まれた経験はあるので…。

そして絵名に関しては親がめちゃくちゃ放任なのが怖いんだよなぁ。親と同じ道に進もうとしてるのに何も言わない、というか興味すら示していないような反応をしていて、本当に東雲家の家庭事情回が来た時が不安で不安で仕方ない!絵名と彰人の食べ物の好き嫌いが完全に一致で、食育してないのが見えてくるし…。

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瑞希に関しては、本当に辛い…。自分の気持ちや考えを、周りが社会が受け入れてくれなくて。

ここで軽く触れていい話題ではないので、別の記事に自分が思っていることを書かせてもらいました。

是非、瑞希について考えるうえで読んでもらいたいです!! 

 

 

2つの呪い

まふゆを救いに行くって展開はもちろんわかってたし、王道ではあるんだけど、やっぱりそういう物語をニーゴでやるっていうのが面白いよなぁ。誰よりも消えたいと思っている3人だからこそ、壊れたまふゆを救いに行けるっていう構図が本当に好き…。

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特にこのまふゆの感情を一番理解できるのが瑞希っていうのが本当にキツくて。周りの声に応えなきゃいけない苦労や、自分自身を外に出すことができない、出しても理解してくれない恐怖は本当に本人にしかわからないことだもんね。形は違っても、同じ悩みなんだよなぁ…。

瑞希も自分自身の気持ちを隠して、しんどいときでも常に笑顔で、愛想笑いだけが上手くなっていって。でも自分が楽しまなきゃ損だからと今できること全部楽しんで、そういうところだけ周りには絵名には見せて、本当に人間が出来てるよなぁ。すごい尊敬します…。

でも瑞希だって、何かがズレればすぐまふゆみたいになってしまう危うさも持ち合わせていて。特に瑞希は愛想笑いが上手な分、まふゆのような壊れ方はしなさそうだから、何が救いになるのかも今じゃまったくわからない…。瑞希は永遠に幸せであってほしいから絶対に壊れないでほしいし壊さないでほしいです!!!ね!!!絵名!!!!!!

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ほんと、まふゆを救いたいって思いで動いた瑞希と奏と違って、絵名はまふゆの持ってる才能に嫉妬して勝手にキレるもんね…。まふゆに対しても瑞希がきちんとフォローしなかったら「ownとして1人でやっていけるのに何あの態度!」って感じでずっとキレてたと思うし。ほんと、絵名って思い込みとかですぐキレるタイプだと思うからほんと、怖いよ!(私の最推しなのにね)

でもだからこそ、まふゆを救ううえでは重要な1ピースだったと思うんだよなぁ。なんだかんだセカイに入って一方的に言った空気の読めてない嫉妬発言も、誰にも響かなかったけど、奏や瑞希があと一歩まふゆに対して踏み込めない状況を打開できたわけだし。

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奏も瑞希も、まふゆの苦しみが痛いほど理解できてるからこそ、まふゆをこれ以上傷つけないようにしようと防衛本能が働くもんね。

特に瑞希に関しては、自分自身を受け入れてもらえない苦しみが誰よりも強いわけだし、周りからの圧力で自分を見失ったまふゆに対して強く言えないっていうのがね。一番近いからこそ一番遠いっていうこのむず痒さがなぁ…。読んでてやっぱ辛かった。というか瑞希が話してると大体つらいです。ほんと…。

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そしてそんな対極的な絵名と瑞希がいたからこそ、奏も動けたんだろうなぁ。最後の呪いを新たに増やすとこはめちゃくちゃしんどいけど、めちゃくちゃ真冬に対しての答えなんだろうなぁ…。って。狂った人を正気にさせるには、より狂った人を隣に置いて冷静にさせるのが一番!みたいな感じで。

オタク、呪いとかいう言葉大好きだから、ここめちゃくちゃ良かったなぁ。でも読んでるときはそんなこと考えてる余裕はなかったね!奏は自分自身にかかった呪いを解くわけではなく、その呪いを使ってまふゆを救おうとするのは、自己満足と自己犠牲の領域かもしれないけど、その共依存こそが今のまふゆには必要だったのかな?ちょっとここに関しては的確なアンサーは私は出せません。でも一見歪んでるような2人の関係こそが、大切なのかもね。

それにしても、最後にまふゆのオモイで出来上がった曲こそが悔やむと書いてミライなんだね。もともとニーゴ自体作詞作曲できるグループだから、セカイの設定と相性がアレなような気がして「いやいやそれならみんなでその曲作ってくれたほうが良くない?」と思ったり。ガルパに慣れすぎたんだ…。

 

 

救いの物語

ニーゴストは救いの物語だったなぁ。多分、というか誰でも、このニーゴの苦しみに共感できると思うんだよね。奏の「大切な人をを傷つけてしまった苦しみ」も、まふゆの「周りの環境によって自己がわからなくなる辛さ」も、瑞希の「自分を受け入れてもらえない苦しみ」も、絵名の「自分の無力さに苛まれる劣等感」も、どれかは自分に当てはまる人がいると思う。だからこそ、ニーゴの面々が苦しむ様子が自分にもすごく響いて、つらいです…。

この苦しみに関しては、誰が一番とかそういうのは無いです。今回はまふゆが中心だったってだけで、だからまふゆが一番苦しいなんてことはない。人には人それぞれの苦痛があって、それを比べることなんてできないからね。

だからこそ、向かい合うしかないんだよなぁ。そういう苦しみも全部、受け入れて、考えて、向かい合わなければいけない。難しい話題ではあるから目を背けたい気持ちもあると思うんですけど、衝突しなければ理解も出来ない。ニーゴの面々もこれからいろいろなことに直面していくんだろうなぁ。安易に「この4人なら何があっても大丈夫!」みたいには言えないんだけど、私にできるのは精一杯見守って、精一杯考えることなので、私もニーゴとこれからも向かい合って生きていきたいと思います。はぁ…。胃痛の日々から解放されることが無い…。

 

ということで感想終わり!やっぱりマリオネットまでに読めてよかったなぁ…。マリオネットももう読んだのでちゃんと感想書きたいんだけどね。完全にユニストの地続きの話だったから、このまま書いてもいいんだけどさすがに寝たいので。

それにしても、最初は怖かった黒まふゆも今となってはむしろ良いというか、エリア会話とかで外面フェイスしてる姿を見る方が怖くなっちゃった。ほんと、明るいまふゆ見るたびに胃がキリキリしちゃう。あと誰もいないセカイも、今では見てて一番落ち着くセカイかも。ユニスト読んだら最初に感じた印象がらりと変わるなぁ。

次開けるならワンダショかなぁ?次イベがワンダショ箱なので、向き合わなければいけない…。プロセカはやくシナリオ無料開放して!ニーゴ走りながらワンダショのランク上げとか不可能なんだけど!!!つらい…。これからもよろしくお願いしますね。

 

 

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