恋心ミルフィーユ

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ツイッターじゃ吐ききれない妄言をまとめていくよ

遊戯王VRAINSを一気に見たよ!な感想

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遊戯王VRAINS、見終わりました!!!

いやぁ面白かった。すごいね、すごい!最後の方なんてかなり一気に見てしまったよ。それほどまでに吸引力のあるアニメでした。さすが遊戯王

VRAINSはリアタイでも見てたんですが、リアタイでも面白かったんですけどやっぱりいまいち内容を理解出来てなかったんですよね。鴻上博士が全部悪いっていうのは理解できていたんですけど、なんかいまいち入り込めませんでした。

特に初期なんてなんか説明をよくしないまま遊作が復讐復讐!って感じでいたし、しかもアニメのテンポがどこまでも悪いし、全体的に陰鬱な空気が漂ってたからなぁ。なんか妙にゆっくりしてて、しかも総集編が多くて、まあ手探りだったんかな?そのせいで視聴も真剣にせず、気づいたら話がどんどん進んでて。しかも1週おきだから数ヶ月前のことなんて忘れてるし!だから見てるとはいえあんまり楽しめなかったというところがあります。

 

でもマスターデュエルのおかげで現代遊戯王に触れて、カードやルールについてちゃんとわかってきたから「今ならVRAINS楽しめるかも!」と思い見返したら、案の定でしたね。最高すぎる…。ありがとう、あまり良い感じにVRAINSの記憶が残ってなかったから上書きできてすごく良かったです。

ということで感想書いていきます!なんか思いつくままにテキトーに話すだけだから読みにくかったらごめんね!

ちなみにオルターガイストでtier1行きました。みんなオルターガイストを使おう。ゴーストガールのデッキはいいぞ。

 

リンク召喚!

まず最初に言いたいのはデュエルが理解できる!マスデュくんのおかげでデュエルがきちんと理解出来てよかった!遊戯王のアニメ全部見てるのに遊戯王の知識かっすかすだったもん。

やっぱり遊戯王は実はカードゲームのアニメなんだし、それぞれのデッキの個性がきちんと理解できるっていうのはすごく魅力の底上げとして繋がったなぁ。アニメ雑に見てる分にもなんとなくそれぞれのテーマはわかるけど、やっぱり今までの遊戯王アニメよりもやってることは複雑だったからね。細かい展開の仕方とかカードの効果とか、そういうとこまで深く理解…はできたかはわからんけど、学ぼうとしながら見れたのはよかったです。

プレメのぐるぐる回るサイバースデッキも色々なコードトーカー出てきて面白かったし、リボ様のヴァレットモンスターもすごい機能がぶっ飛んでて楽しそうよね。まずリボルブートセクターを割る!覚えた!(マスデュくんじゃヴァレットの展開力を使って悪用してるのよく見るから)そしてブルーエンジェルちゃんが害悪デッキ使ってるってこともちゃんと理解できたし…。拷問トリックスターを許すな。4000ルールじゃ地獄すぎるでしょあの回り方は。

ちなみに私はアクセスくん着地狩りバウンスして勝ちを確信したあと『サイバネットコーデック』でぐるぐる回ってもう一度アクセスこんにちはされたことがあったので、プレメが使った時変な声出ちゃった。

 

そしてなによりゴーストガールよ!

私がオルターガイストを愛用してるってこともあって、動かし方回し方が全部わかってるのがすごく楽しかった!きっとサイバースデッキも作ってたら同じようにもっと深く理解できたんだろうなぁ。なんかもうマリオネッター出てくるだけで「きちゃ~~~~~~!!!!!!!!」て反応してたし、拍手喝采だったし、テンション上がりすぎよ。

1期環境だとマルチフェイカーもヘクスティアも無い文字通りの飛車角落ちなのによく頑張ったよ。2期では夢幻泡影→マルチフェイカーの鉄板コンボやってきたり、3期ではメモリーガント+ヘクスティアの親の顔より見た7100点パンチの構えをやったりとかなりガチで最高。

ゴーストガールさん戦績自体はかなり悪いけど、それでもハッカー(クラッカー)としての盤外での活躍が大きかったから弱いイメージは全然つかなかったよね。なんかそういう風にミステリアスで底が見えないからこその強さみたいなのが強調されてたのがすごい好きでした。

 

オルターガイストみたいな現実にあるデッキはもちろん、未だにOCG化してないカード群もたくさんあるから、いつかは使ってみたい!

個人的には【アルマートスレギオー】裁きの矢が使いたいですね。おのれライトニング…!て感じだけど、裁きの矢も11期ルールならそこまで悪さしないだろうし、リンク先に特殊召喚できるのをリンクモンスター限定とかにすればそこまで悪用もされないかも…?いやアクセスくんの親の顔より見た5300点パンチ10600点パンチになったらさらに手が付けられなくなるから、うーん…。難しいね。

 

ソウルバーナーとリボルバー

2期からのもう一人の主人公ソウルバーナーと、1期ラスボスのリボ様。この2人の関係性がものすごく上手く作られていたよなぁ。

ソウルバーナーとしては複雑だもんね。自分の人生を奪われて、親も奪われて、そんな首謀者をプレイメーカーが倒してくれたと思ったらのこのこ帰ってきてライトニング倒すために共闘しようって言われて。プレメとリボ様の間ではその確執は解消されたわけだけど、ソウルバーナーからしたら当事者なのに部外者で、いきなりそんなこと言われても納得できないのは仕方ないよ。

しかもその怒りをぶつけるためにデュエルを挑んでも実質サレンダーされてしまうって。リボ様的にはあそこで叩き伏せるわけにもいかないし仕方ないんだけど、煽りにしか見えないよ…?でもリボ様だってそういう意味じゃ鴻上博士の実験に無意識に付き合わされて罪悪感だけが心に残された被害者なんだし、もう何をしたってこの2人の関係は手詰まりだったんだよなぁ。やっぱ全部鴻上博士が悪い!

 

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だからこそその2人の思いがぶつかり合った116話がものすっごく良かったよね…。VRAINSで一番好きな回どこって言われたらここ!

やっぱりソウルバーナーは主人公なんだよなぁ…。格上相手のリボ様にも全力で立ち向かい、全てを吐き出して勝ちきるって流れがあまりにも綺麗すぎるんよ。リボ様もリボ様でそんなソウルバーナーの思いを知っているからこそ、ロスト事件に囚われたままの心に叱咤し次に歩ませようとしてくれて。それが彼なりの贖罪なのかな…。

ロスト事件によって親が事故死した尊、そしてロスト事件によって親が電脳ウイルスで意識不明になりつい先日死んだ了見、そんな二人だからこそぶつかり合うことが出来たのかなぁ…。リボ様は何も言わないけど、やっぱりこうやって事件の被害者が正面から殴りかかってきてくれることはとても救いになるのかな?自分ひとりで抱え込むにはしんどすぎるもん。互いに清算できてよかったね…。

 

遊作とAi

そして3期、やっぱりVRAINSってどこまで行っても人間とAIの話、つまり遊作とAiの話だから、最後にはこれしかなかったのかな…。

リアタイで見ていたときは3年やると思っていたからAi編が急に終わってなんでなんで!?って感じだったんですけど、今見返すとそれはそれでよかったよね。Ai編も全体の終章というかエピローグ的な扱いで(プレメのデュエルがほとんど無かったけど)すごくまとまっていた印象はあります。

Aiちゃんなぁ…。あそこまで暴れるのも仕方ないのかな。本編内でも散々言われていたけど同種が全員死んじゃったもんね。世界に自分だけただ一人の状態。そりゃ人間側から見れば「今まで通り遊作と一緒にいればいいじゃん!」ってだけなのかもしれないけど、本人からしたらその先に待っているのは底無しの孤独。人間目線で例えると狂犬病が大流行し犬に噛まれて私以外全人類全員死亡、隣には一緒に過ごした愛犬だけって感じなのかな。ペットと飼い主じゃ立場は違うけど、それでも人間と知性を持ったAIじゃ感覚的にはAiちゃんも同じ部分はあるのかなって。

いままで奮闘していたのだってサイバース世界の平和のためだし、いつだって同種優先。みんなが死んでしまった以上自分の手には何も残ってないけど、フレイムやアクアが託してくれた命である以上ただ自害して消えることも自身の心が許されない。だからこそ選んだ選択が今まで一緒に歩んできた遊作を巻き込んだ壮大な自殺なんだよね。遊作に殺される、それでしかもう自分自身を抑えることができないから。

 

しかも生きた先に待っているのは世界の破滅と遊作の死だから…。どうしようもない絶望を背負って生きた先に待っているのが更なる絶望っていうのがもう酷すぎるよもう…。

おのれライトニング!って感じなんだけど、AIにとってのシミュレーションってそれほどまでに重要なことなんだろうね。ライトニングがあそこまで狂ったのだって(元々の性格の都合もあるけど)自分が関わると全部が壊れるっていうシミュレーションの影響だし、「でもシミュレーションだよね?」みたいに軽く返すのも間違ってるのかも。この人間とAIの考え方の差こそ遊作を最後に苦しめていたものなのかもね。

まあ実際本当にこんな世紀末になるのかはわからんけどね!ヤバすぎない?遊作が制服ってことは数年でここまで世界が崩壊するって。意思を持ったAIの存在がここまで世界に影響あるなんて、やっぱりシンクロ召喚は悪!絶対にこの世界Z-ONEさん関係あるでしょ。遊戯王は世界の滅亡が本当に大好き。でもAiちゃんのせいで意識不明のまま倒れる電子ウイルスがばら撒かれたり全世界の電子機器を破壊しようとしたりする未曽有のテロが発生したりしてるし、あり得るのかな?(全てハノイのせい)

そんな状況でも最後までAIの味方をするのが遊作なんだよなぁ…。最初は復讐の化身でAiちゃんのこともただの人質としか思っていなかったのに、気づけばAIと人間の共存を誰よりも望む者になっていて。だからこそそんな遊作が死ぬ、言い方を変えればその未来を選ぶことで自ら遊作を殺すことになるのはもう八方ふさがりだったのかなって。

遊作…一番つらいのは遊作だよなぁ…。

 

謎の終わり方

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だからこそなぁ、なんか救いがないまま唐突に終わって「あれが伝説のplay maker!!!」みたいな謎エンド迎えたのだけがなぁ、許せない!!!!

いや、エピローグとしてダメじゃない?その後の説明とかも無しでホントぶつ切りみたいだったせいで視聴後の後味がうーん…。やっぱり俺は…この町に残る!くらい言ってほしかったよ。全てをまとめ上げてほしかったよ。あのエピローグでの一番オモロポイントが結局脱獄したまんまの3騎士っていうのがさぁもうさぁ。

 

しかもイグニスが生き返ってる(?)し!!!

そこの説明もしてほしかったよね。テキトーにこういうサプライズ入れておけばいいと思ってるタイプでしょアニメスタッフ…。私としては綺麗に締めて未練なくスッキリとさせたいのに。これじゃリボ様に「俺はどうすればいいんだよ!!」って相談しそうになっちゃうよ。

 

ということで勝手に脳内で補完しようね。

やっぱりイグニスが生き返るってことは3ヶ月でプレメが頑張って復元してくれたんかなぁ?色々データも残ってるし、電子生命体なんだから融通は利きそうだよね。鴻上博士のデータも了見や財前CEOなら持ってると思うし、ハノイの騎士がイグニス復活に手を貸してくれたらすごくいいよなぁ。

ハノイの騎士がイグニス絶対殺すマンやってたのだって、イグニスと人間が対立するからだもんね。その原因がライトニングであり、実際に遊作とAiちゃん、尊と不霊夢のようなペアを見てきた今なら、共存の道に可能性を賭けてくれることもあるのかも。それがハノイなりの贖罪であってほしいなぁ。インターネット監視してはーいそがしいそがしみたいな空気出してんじゃねーぞおい3騎士!

まあライトニングはムリでも、他のみんなイグニス生き返ってほしいし、元のオリジナルのとこへ帰っていくのかな?そうなればAiちゃんや不霊夢は遊作と尊のとこでまた生活できる!最高!アクアはみゆちゃんのとこかな?でも葵のとこでもいいし、その3人で仲睦まじく過ごしてほしいね。イグニス復活させたハノイならアースもスペクターと会えそうだし!仁は草薙さんとなかよくやってるからロスト事件の記憶が無いまま平和に過ごしてね…。ウインディはライトニングに操られていたとはいえパートナーを殺してしまったわけだから、その気持ちに耐えれるかな。というか道順くんのAI事故もウインディと関係ありそうだしそこもいくらでも繋げられそう!

ちなみに私としてはAiちゃんの記憶が無くなっててもいいと思います。記憶がないけど朧げに遊作のことはわかるみたいな距離めっちゃ好きなやつだし!あーそうやって遊作が色々教えてあげるんだろうなぁ…。なんか色々と思いつくだけに、それを見せずに終わっちゃったのがショックだなぁ…。

 

おわりに

おわりに…なんて言ってるけど、もう言いたいこと言いつくしたから今更総評とかないんですけどね!

でもホント面白かったです。見返さなきゃこんなにVRAINSのことをプラスに捉えることができなかったので、そういう意味でもすごく自分のなかのモヤモヤが解消されてよかったですね。もしかして今ならARC-Vも見返せばうまく昇華できる…?

好きな話数でいうと116話は言わずもがな、あとは70話!ライトニングとの邂逅や、ウインディの裏切り、そして絶体絶命のタイミングでリボ様が新アバター(エロ)で登場し、余計に場が混沌としてわくわくしてたら、なんとシンクロ召喚しちゃうんだもん。5D'sのオタクとしてはあの瞬間の胸の高鳴りは異常だったよね。シンクロ召喚に口上をつけるのを絶対にしたアニメスタッフ一生愛してる。

あとは76話の葵ちゃんの過去編とか、葵はロスト事件に関係ないと思っていたら気づかぬうちに被害者と繋がりがもてていて、そこから自分が立ち上がるきっかけになったのが1話としての完成度が高かったなぁって。そういう意味でもすごく感動した回でした。

なんかやっぱりキャラがもっと活かされてるというか、シナリオ重視で進みすぎてたからもっと日常回が見たいよ!重すぎない話が見たいよ!足りないよ120話じゃ…。お願いします今からでも劇場版やりましょ?動いてる遊作に会いたいよ。ロスが激しい…。君への想い胸に刻んでVRAINSだよ(は?)

また会う日まで!