恋心ミルフィーユ

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ツイッターじゃ吐ききれない妄言をまとめていくよ

レイジングループ1周目も終わり!死は救済ではない

レイジングループ1周目、終わりました!

終わったんですけど、終わったんですけど、うーん!救いは無いんですか…。仕方ないとはいえ、結構きついなぁ。でも想像以上に面白くてのめり込めているので、それに関してはすごく安心しました。

レイジングループ、始める前は怖かったんですよね。リタイアしそうで。前回の記事でも書いたんですけど、私ってADVが苦手で、小説も読めなければ、フルボイス垂れ流しで全部消費したいスタイルのクソなんですよ。だからまるで小説を読んでるかのような気分で楽しめる本作に関しては、楽しめる自信が正直ありませんでした。

でもそんなの杞憂だったね!もう楽しい!気づいたらずっと読んじゃっていて、他の作業が手に付かないなんてこともあるので本当にダメだよこれは。結局は作品に魅力があればADVだからとか関係ないんだね!ということで感想書いていきます。1周目終わった段階じゃまだ何もわからないのでまともな感想はあんまり書けないと思うんですけど、そこは気にしない方向で!

 

人狼×ADV

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私、実は最初に『人狼』モチーフって聞いたときはあんまりいい印象を持たなかったんですよね。なんだろう?すごくチープな感じがして。

別に人狼自体が嫌いってわけでもないし、むしろ楽しいゲームだっていうことは理解してるんだけど、そういうのをそのまま持ってくるだけっていうのがどうにも苦手で…。実際に始めて見るとなんだかそのまま村をテーマにした人狼ってだけで、役職とかも名前は違えどそのまま存在するし、本当に狼は出てくるし、ちょっと安っぽくて笑っちゃった。

でも実際に物語が佳境に入ってからは既存のゲームをモチーフにしながらも、村の風習や人間関係、それらが合わさって全然違う『人狼』になっていたよね。というかむしろ人狼として破綻してた!ゲーム外でバンバン人は死ぬし、ローラーするかみたいな軽い気持ちで人を吊るすことが出来ないし、そもそも宴(昼時間)すら色々なしがらみによってまともに機能してなかったし、何このクソゲー…?どう頑張っても勝てる気がしない!

 

私はよくロンパと比較しちゃうんですけど、なんかレイジンを見てたらいかにロンパが優れていたかがすごく見えてきちゃいます。あ、ここの優れていたというのは話が面白いとかではなく、学級裁判がめちゃくちゃしっかりとしたルールの下で行われていたということです。

学級裁判、確かに『誰を殺すか決める裁判』という点ではやってることは宴と変わらないんですよね。でもクロは全員を殺してでも自分が外に出るために、そしてシロは自分が死なないために犯人を必死に探して、ときちんとGM(モノクマ)が全員に動機を提供することで裁判を成り立たせてるんですよ。だから誰かを吊るすという行為も、双方が覚悟を決めてるから受け入れられる。

でも宴は全体的にふわっとしてる!GMがいないから進行も全てなんとなくで行うし、ゲーム自体も「言い伝えでは~」みたいな感じでルールちゃんと決まってるわけではない。しかも誰かを吊るすという行為自体がただの殺人である以上、全員が納得して吊るすなんて状態にもならなくて。結局どうすればいいのか誰もわからないからそのせいで心労も一気に溜まっちゃって。

村人内での仲不仲もあるし、論理よりも感情が優先されてしまうので、冷静に整理しても意味がなくなる。結局は自分が一番傷つかない人を殺すというその場しのぎの自衛でしかない最悪手を選んでしまう。でもそれが人間なんだよなぁ。命の重さなんだよなぁ。人狼はゲームではあるけど、今この場はゲームではない。だからこその難しさがすごく表現されていました!陽明さん2周目から参加するように仕向けるわけだけど、そこからどうなるのかな…。

 

死に戻りADV?

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人狼と一緒に説明されてた死に戻り、人狼で死に戻りってもう答えわかってるのでは?って感じなんだけど、実際2周目がどうなるのか全然予想がつかない!

レイジングループ、死に戻りっていう設定にしたの本当に上手いなぁ。このレイジンもだけど、ゲームってプレイヤーからすると死に戻りって当たり前なんだよね。プレイヤーはどうして死んだかを考えてセーブロードを繰り返して、先の展開を知ったうえで臨む。でもゲーム内の主人公はそんなことは知らずtake1でクリアしていく(ように見える)。そこでプレイヤーと主人公に乖離が起きるのは仕方ないことだからね。

でもそういうメタすらも作品内に持ってくることによって、過去で知ったことを活かして陽明さんの展開がどんどん変わっていったりするのは新しい!まだ1周目は「狼は本当にいるからヤバイ」みたいなことしかないけど、これからが本番なのかな?1周目で人狼の正体も村の秘密(?)も知ったわけだけど、それを活かしてどうにか生き残らなきゃ!

 

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でも人狼は同じ人なのかな?実際ゲーム参加者の数が変われば配役も変わりそうだし、2周目も泰長くんがクロという思い込みが後々足を引っ張る事があるのかも!

でももしクロが変わってなかったとしてもどうやって追い込むか、そしてどうやって他の村人を守るかですごく頭を抱えそうだからなぁ。こればかりはやってからのお楽しみだね。

 

村人全員わからん!

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個性のある住人の方々、これはキャラが強いというよりも休水という村独自のルールによって縛られたが故の考え方みたいなのがそれぞれ強くて、本当に一癖も二癖もある感じになってるよなぁ。単に個性的なだけなら扱いやすいんだけど、村全体の問題となると解決も難しそう…。

ちなみに一番応援してるのはもっちーです。もっちー、最初は私のアレもあってヒエッてなったけど、本人自体は割と自由というか、縛られて1方向しか見えてない住人と違って広い視野を持ってるし、なにより考えることができる脳を持っているから、単純に頼りになるぅ!陽明さんの相棒として頑張ってくれ…。たすけてもっちー…。

住人それぞれの考え方や人間関係は1周で見えてきたとはいえ、そこからどう攻略していくかだよね。春ちゃんなんて狼側の「死は救済である」を受け入れてしまったわけだし、もし狼側がそういう説得を繰り返して人狼でいう『狂人』のような役職の人を量産することになったら勝ち目がないよなぁ。そこをどう切り返していくのかが重要になりそう!

 

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そして速攻で死んだ記者とカメラマン、今後は出番あるのかな?毎回部外者として死ぬ役だったら笑うんだけど、死に戻りしたことだしここで救えばなにかあるのかも。

義次だってどうして飛び出していったのかわからないし、狼じじいだってもっちーと何があったのか不明だし。回末さんだって未解決だし、謎が多いなぁ。それらを上手く繋げていかなきゃ…。全体的に謎しか残らない1周目だったこともあって、何もわからないしか言えてないんですが、わからないなりに頑張っていこうね。

 

 2周目の感想はこちら!